東京も自転車都市に…舛添都知事がロンドン視察

2014-10-30

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けた街づくりの参考にするため、東京都の舛添要一知事が12年大会が開催されたロンドンを訪問している。

 ロンドンは、自転車専用レーンや自転車を共有して使う「シェアサイクル」が整備されている自転車先進都市。
都も、環境にやさしい交通手段として活用を進める方針だが、コスト面など課題も多い。

 「ぜひ東京でも取り組むようお勧めしたい。みんな気に入ってくれるはずだ」。
自転車愛好家として知られるロンドンのボリス・ジョンソン市長は28日、舛添知事との会談後、
自転車普及の効用をアピールした。

 舛添知事も「今、自転車の専用レーンを作っているが、(五輪までに)距離を2倍にする。
シェアサイクルも広げる」と応じた。

 ロンドンでは、ジョンソン市長が、10年5月に「自転車革命」と銘打って交通政策の柱に自転車を位置づけ、
シェアサイクルが急速に普及。
現在は1万台の自転車が導入され、市内中心部から放射状に延びる12本の専用レーンが整備中だ。

 シェアサイクルは、事前に本人確認のうえ、駅前などにあるポート(駐輪場)で自転車を借り、利用後は別のポートでも返却できる仕組み。
都内では千代田、港、江東、世田谷区、福生市などで始まっており、約1800台の自転車が走る。自転車レーンも倍増を目指す。

 ただ、安全に走行するための自転車レーンは自治体の財政的な負担が大きいなど課題もある。舛添知事は「ロンドン大会は自転車の活用で成功した。
ぜひ参考にしたい」と強調した。(ロンドンで、山村英隆)

2014年10月30日 15時34分 Copyright © The Yomiuri Shimbun